10月は、山口森林管理事務所の森林官とともに、飯ヶ岳の樹齢200年以上の滑マツを訪ねました。
快晴の空のもと、登山口まで移動しました。 滑山国有林や滑マツの概要を聞いて出発です。
しばらく登ると、滑マツの育成林が広がります。 「滑マツ」とは、滑山国有林に自生する樹齢200年以上のアカマツです。高級マツ材として、皇居の内装材や錦帯橋の架け替えに使われましたが、現在では数が減り、38本を残すのみとなっています。
普段は立ち入ることのできない作業道を進み、滑マツの群生地がある尾根に出ました。
素晴らしい樹形の滑マツと、雄大な景色を前に、滑マツの保護や育成について、詳しくお話を伺いました。
下草が刈り払われた場所で昼食をとりました。
日当たりが良い場所には、滑マツの稚樹がたくましく枝を伸ばしています。
保護のため、参加者で協力しあって、稚樹の周りに目印となる竹串を刺しました。
復路は深い谷間を通り、木洩れ日を浴びて戻りました。
貴重な滑マツを訪ね、専門家の方々のお話と、滑マツ保護に向けた取り組みを知り、充実した秋の一日となりました。
概要
【日時】平成26年10月19日(日曜日)
【場所】ふれあいパーク大原湖~飯ヶ岳
【内容】ふれあいパーク大原湖集合後、山口森林管理事務所の森林官とともに、森林セラピー基地の最深部、飯ヶ岳の滑マツを訪ねました。