森の癒し効果で心身をリフレッシュ!
森の香りの正体は?
森に行くと、いろいろな香りを感じます。これは、植物が傷つけられたときに、自らの身を守るために“フィトンチッド”と呼ばれる揮発性の物質を発しているからです。これは、例えばヒノキの香りを感じたとき、私たちが心地よいと感じる一つの要因になります。
フィトンチッドのリフレッシュ効果
フィトンチッドの働きの一つに、次のような私たちの心身へのリフレッシュ作用があります。
➡やすらぎ、沈静、興奮、眠気覚まし、落ち着き など
徳地の森のフィトンチッド
徳地の森には、やすらぎをもたらす「α-ピネン」などのフィトンチッドが都市部に比べて多く出ていることがわかりました。(2005年の実験結果より)
五感全体で感じ取り効果を高める
森の中にはフィトンチッドのほかにも、五感に心地よい魅力があふれています。身体全体で森の癒し効果を感じとりましょう。
観る | 緑、紅葉、湖や空の青、見通し感 など | リラックス リフレッシュ |
聴く | せせらぎ、鳴き声、風の音、静けさ など | |
嗅ぐ | 森の香り(クロモジ、タカノツメ等) など | |
触れる | 樹木、葉、水、コケ、足の裏の感覚 など | |
味わう | 山菜、キノコ、湧水、果実 など |
ヒトNK(ナチュラル・キラー)細胞の活性化
森林浴を行うことにより、がん細胞やウイルスを攻撃する『ヒトNK (ナチュラル・キラー)細胞』の、細胞数と細胞内の抗がんたんぱく質が増加し、NK活性が高まるということが、実験の結果から明らかになりました。(2005年10月13日林野庁、(独)森林総合研究所)